涙が枯れるその日まで
3時間程話した頃、奈々さんがいきなり立ち上がった。

奈「みぃこ借りるね」

そう言うと、私の腕を引っ張って2階まで連れていかれた。

涼のお母さんも後ろから来た。

奈「さあみぃこ、質問に答えてもらうわよ」

私「質問って何?」

奈「涼とどこまでいったの?」

私「え?何もしてないよ。付き合ってるの昨日からだし」

奈「涼は手が早いから我慢なんてできないはずよ」

私「兄弟にそこまで言われる涼って…笑」

母「んで、どうなの?涼強引じゃない?優しくしてくれるの?」

私「おばさんまで…本当に何もしてないよ?勝手に手を出さない約束で付き合ったから」

奈「あら、そうなの?じゃあその時が来て優しくなかったら言ってね?涼に説教するから」

母「そうよ。みぃこちゃん泣かせたら涼でも許さないから!」

その後なぜかゴムを渡され、私達は涼と涼のお父さんの元へ戻った。

この家族すごいな…笑
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