涙が枯れるその日まで
私「今更こんな話しても仕方ないね」

涼「そうか?俺マジ後悔してんだけど。あの時言えばよかった」

私「今一緒にいるだけじゃ不満?」

涼「不満じゃねえけど、ここまで待つ必要なかっただろ?」

私「お互いタイミングが悪かったんだよ。それに、後悔ばっかりしてるとかっこ悪いよ?」

涼「それは困るな。みぃこにはかっこいいって思ってもらわないと」

私「涼はかっこいいよ?」

涼「みぃこ可愛いな」


麗「ねえねえ祐司、バカップルがいるよ」

祐「あの2人いちゃつき過ぎじゃね?てか、2人共いつもと声違うし」

後ろを向くと、部屋の入口の所に祐司と麗子が立っていた。

私「うわー!2人いつからいたの!?」

祐「一緒にいるだけじゃ不満?って可愛い声で誰かさんが言ってる辺りから」

私は恥ずかしくて、涼に抱き着いて顔を隠した。

涼「お前ら性格悪いだろ!もっと早く声掛けろ」

祐「お邪魔かなって思いまして」

麗「私もみぃこに甘えられたい!涼交代しなさい!」

涼「するかバカ!」

この後2人にかなりからかわれた。

だって、好きな人と2人でいたら甘えたくなるでしょ?

でもその姿を他の人に見られるのは恥ずかし過ぎるって!
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