涙が枯れるその日まで
涼「ケーキとか何年も食べてねえな」

私「やっぱいらない?かなり甘さ控えたんだけど…」

涼「食べるよ。みぃこが作ったもん残すわけねえだろ?」

私「椎茸残すくせに」

涼「あれは食い物じゃねえ!」

私「お子ちゃまだな」

涼「だってお前ケンカした時だけ椎茸入れるだろ?」

私「うん!ささやかな攻撃♪」

涼「せこいな」

私「じゃあもうご飯作ってあげないよ?」

涼「みぃこ、あーん」

涼はケーキを私の口に押し込んだ。

私「我ながら上出来♪」

涼「お前口の周りにクリームついてるぞ?ガキだな」

私「うっさい!」

私がそう言うのと同時くらいに、涼が私の口の周りについてるクリームを舐めた。

涼「これうまい」

私「本当?よかった♪」

ケーキが苦手なはずなのに、涼はぺろっと食べてしまった。

涼「みぃこうまかったー!」

そう言って涼は私を押し倒してキスしてきた。

私「食べてもらえてよかった」

涼「なあ、みぃこ」

私「なに?」

涼「俺まだ禁欲生活終わらんの?」

私「急にどうしたの?」

涼「もう限界なんだけど…」
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