涙が枯れるその日まで
私「我慢できない?」

涼「こんなくっつかなきゃ我慢できるけど」

私「やだ!くっついてたいもん!」

私は涼に抱き着いた。

涼「それ拷問だって」

私「ごめんなさい…」

私は涼から離れた。

涼「どうした?みぃこ何か変だぞ?」

私「…そんなことないよ」

涼「言ってみ?」

私「何でもないよ」

涼「何かあるだろ?教えろって」

涼は優しく微笑んで、私の頭を撫でた。

私「あのね、私怖いの…」

涼「まだ俺が怖い?」

私「ううん。私エッチはできないよ…」

涼「嫌なら無理にヤらねえから安心しろ。な?」

私「違うの…」

涼「ん?」

私「私汚いから…」

涼「みぃこは汚くねえよ?」

私「汚いよ…」

涼「お前まさか、、まだ忘れられてないのか?」

私「変な事ばっかり鮮明に覚えちゃうのが私の悪い癖だね」

私は未だに忘れられなかったんだ。
4年前に襲われた事を…
それからは1回もしていない。彼氏がいても全て拒否していた。
涼に最初に言った約束も、実は怖かったから…
それに、大好きな涼だからこそ汚らわしい姿を見せたくなかったんだ…
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