涙が枯れるその日まで
私が無事大学を卒業し就職して2年経った頃、涼に大事な話をしに行った。


私「あのね、今日は涼に相談したい事があるんだ。私、陸くんと結婚しようと思うの。この前プロポーズされたんだ。涼はどう思う?陸くんと結婚していい?私ね、陸くんとなら幸せになれると思うんだ。陸くんが大好きだから」

私が大学を卒業するちょっと前から、陸くんと付き合い出したんだ。

心から好きだと思えたから。

そして付き合い始めて2年が過ぎ、陸くんにプロポーズされた。

私は涼に相談したいからって言って、まだ返事はしていない。

でも本当はもう決まっている。


私は陸くんとずっと一緒にいたい。

陸くんと結婚したいんだ。


私「涼ごめん。相談じゃなかったね。私の中ではもう答え出てる。陸くんと結婚します。それで、涼に先に謝っとくね。今まではどんな事でも涼に一番に話してたけど、今日が最後。これからはそれはできないや。陸くんに一番に話したいから。涼はその次になっちゃうけど許してね?私絶対幸せになるから」
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