涙が枯れるその日まで
ある日、智也から電話がかかってきた。

私「もしもし」

智「…」

私「智也?」

智「…」

私「おーい!智也くーん!返事しろー!」

智「ああ…」

私「ああ…じゃわかんないでしょ」

智「みぃこすまん…」

私「はい?」

智「お前のベース折れた…」

私「は?」

智「すまん…さっき帰って来たら折れてた…」

私「…そっか。智也は悪くないから気にしなくていいから!安物だしいいよ!ベースは借りればいいだけだしね♪今まで預かってくれてありがとう」

智「…おう」

私「じゃあまた連絡するよ。ばいばい」

そう言って電話を切った。
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