涙が枯れるその日まで
陸くんと公園を歩きながら話していると、涼から電話がかかってきた。

私「涼なあに?」

涼「お前まだ来ねえの?陸迷ってんじゃね?」

私「違うよ。今陸くんとお散歩中なの♪」

涼「お前ら何してんだよ〜。皆待ってんだから早く来い。陸が主役なんだから」

私「はあい。今から行くから待ってて」

涼「早くしろよ」

そう言って涼は電話を切った。


陸「涼から?」

私「主役がいなきゃ始まらないってさ」

陸「もう少しいいだろ?」

私「そんなこと言ってると、また電話来るよ?」

陸「あ〜、それめんどくせえな。じゃあ行くか」

私「そうだね。レッツゴー!」

陸「みぃこってマジでガキだよな」

私「まだまだ若いのよ♪」
陸に向かって舌を出してべーとした後、芝生の上を走り出したら、滑って転んでしまった。
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