涙が枯れるその日まで
陸くんは、4月から陸くんの家から30分くらいの大学に進学することになっていた。
そこは私の地元からは40分くらいの場所。

だから4月からは陸くんともよく遊ぶようになった。


こんな話をしていたら、奈々さんから電話がかかってきた。

奈「みぃこ?今どこにいるの?」

私「キャンプ場だよ」

奈「涼の彼女今帰したから、二人とも戻っておいで」

私「あれ?バレてた?」

奈「当たり前でしょ〜!あの子あからさまにみぃこ睨んでたから。気付いてないのは涼だけじゃない?」

私「涼は鈍感だもんね。笑」

奈「とにかく帰って来て。みぃこがいないって涼が騒いでるから」

私「あはは。じゃあ帰るね♪」

そう言うと、私は電話を切った。
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