六花の騎士



「……そのままの意味って何よ」


トーワはゆっくり立ち上がる
今度はメノリがトーワを見上げた
それよりもと、メノリの問いには答えずにトーワは呟く



「お前、気を付けろ」

「えっ?」



トーワは真摯な眼差しでメノリを見つめた


「アルメリアは………水属性の天使を嫌っている」


その名を聞いて、あの女神の様な女性が頭に浮かぶ



「………どういう」

「とにかく気を付けろ………」



その言葉がメノリの頭の隅に落ちた………








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