六花の騎士



水鏡の間に戻ると、再び儀式を再開すべく、神官が水鏡に銀の棒を浸けた


ちらりと、メノリはロットの様子を見た
ロットは怒っているわけではなさそうだ
ただ静かに水鏡を見つめている


「あっあの、ロット…さん………」

「何?」


冷たい声だった
突き放されたような気がしたが、メノリは覚悟を決める







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