六花の騎士
そこには純白の薔薇が咲き誇っていた
薔薇の香りが微かに漂っている
その真ん中に豪華な丸いテーブルと椅子が並べられていた
「まぁ、いらっしゃい」
鈴を転がすようにアルメリアはどこか楽しげに言う
椅子に座ったまま、アルメリアは美しい形の唇で囁くように言った
「さぁ、座って下さいな。全員そろったことですし、お食事にしましょう」
メノリはびくり、と硬直する
もう、全員そろっていたのか……
テーブルに座っているのは3人