泡姫物語
藤田さんとの出会いから丸二日。
名刺にメアド書いて渡したのにメールが来ない。
もしかして迷惑だったのかも。
前向きに、とはいってもメールも本人も来ないんじゃ私は頑張りようがない。
藤田さんみたいなお客様の場合、むやみやたらにメールしても女の子の負担になると気を遣ってくれているのだろう。
普段はそういう心遣いが嬉しく、助かるのだが今は違う。
とりあえず挨拶程度のメールくらいくれてもいいのに。
いつもは必要以上に携帯をいじらない私がこまめに携帯を開いたりしているのを愛子が見て笑った。
「友紀、恋してるんだねぇ」
「えっ、そ、そう……かなぁ」
思いがけない言葉に動揺が隠せず、顔が赤くなっていくのがわかった。
それが余計に恥ずかしさを増した。
名刺にメアド書いて渡したのにメールが来ない。
もしかして迷惑だったのかも。
前向きに、とはいってもメールも本人も来ないんじゃ私は頑張りようがない。
藤田さんみたいなお客様の場合、むやみやたらにメールしても女の子の負担になると気を遣ってくれているのだろう。
普段はそういう心遣いが嬉しく、助かるのだが今は違う。
とりあえず挨拶程度のメールくらいくれてもいいのに。
いつもは必要以上に携帯をいじらない私がこまめに携帯を開いたりしているのを愛子が見て笑った。
「友紀、恋してるんだねぇ」
「えっ、そ、そう……かなぁ」
思いがけない言葉に動揺が隠せず、顔が赤くなっていくのがわかった。
それが余計に恥ずかしさを増した。