泡姫物語
「そうなんだ。友紀がここまでご機嫌な理由がよくわかったよ」

「自覚してるけど、あからさまにご機嫌って感じするかな?」

「うん。友紀は昔からそういうの顔に出るから私と修君はすぐに気付いてたよね」

「そうそう。友紀が一番わかりやすいもんな」

「ちょっとぉ、それ、褒めてないでしょ?」

昔と同じ、でもちょっと違う3人の会話は落ち着く。
私の報告を聞いて、元気そうな姿を見て安心したのか、修は愛子を連れてすぐに帰ってしまった。

単純に愛子とふたりっきりになりたかっただけかもしれないけど。

それでも心配して、応援してくれる人がいるというのは有難いことで、そういう人がいるから今も頑張れるんだと実感した。

来週は何を話そう。
幸せ気分のままベッドに入ると気持ちよく深い眠りに入った。
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