泡姫物語
まだまだ話し足りないのに、あっという間に200分が経過してしまった。
きっと藤田さんとならどれだけ一緒にいても時間が短いと感じてしまうだろう。

「今日もありがとう。またね」

ああ、帰っちゃう。
本音を言えば引き止めたいがここはお店。
長居させたら延長料金が発生してしまう。

「また来て下さいね。ありがとうございました」

淋しさが込み上げてくるが今日はかなり仲良くなれた。それだけでも満足しなきゃ。欲張って先走ってもいいことないもん。
私は私らしく。
マイペースに頑張っていこう。
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