ナイトメア・レクイエム
次の瞬間、
風が起き結界も負けじと壊れない様にしていたがその努力も哀れの塵となり壊れてしまった。
『オォ、奇跡ノ神様ダァ
早ク、札ヲ剥ガシテクレィ』
「そう、焦んなよ
ただし、条件がある」
『何ダ?』
「この俺、ミトナルド・ザッハを
王としろ
出なけりゃてめぇらの封印を強化して帰る」
『ヴーン…王様、ドウシマス?』
喋っていた悪魔は同じ石碑の中に居る王様に話し掛けた。
『認めよウ、我は封印によリ力を失わレテいるからナ』
「なら、契約成立
今、助けてやんよ」
彼、ミトナルドは瞳を閉じ片手を前に言った。