ネット恋愛
私と莉輝が
昔話した内容を
模倣するかのように
繰り返される
佳祐と私の会話
佳祐がわかって
くれないのなら…
本当はこれだけは
したくなかったけど…
莉輝と同じように
私も佳祐を
突き放すしかない
「ごめん。
本当にもう
無理だから。
幸せになってね。
今までありがとう。
ごめんなさい」
そう送ると
私は佳祐からの
連絡を拒否にした
何度も何度も
履歴だけが残る
佳祐からの着信に
胸が締め付けられる
思いだった
.