お巡りさんと家出少年


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「…いない。」

気が変わって帰ったのか?

町一周はしたかもしれない。
お腹はすくし、ふらふらだった。

「交番に帰って待とうか。」

自転車を方向転換させようとした。

ガン

「あぁっ!?」

自転車がゴミ箱に当たってしまった。


「うわーっ!!」


ゴミ箱が叫んで倒れた。

ん…ゴミ箱が叫んだ?



あぁ、どうやら僕は幻聴が聞こえるようになったらしい。。
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