お巡りさんと家出少年
「まぁもうすぐ来るだろうから待ってな。」
「うん、おじいさん。」
「優斗君!?」
「お…おじい‥さん。」
僕は自転車を置いて、優斗を連れて交番内へ駆け込んだ。
「え、おじさんのおじさんでしょ?おじさん足すおじさんはおじいさんじゃないの?」
「‥その計算式がよくわからないよ。あー君が帰った後が怖いー。」
「…けいさんしき?」
優斗はあのキョトンとした表情で僕を見つめていた。
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