ムーンライト・リヴァース
アイスティを頼んだのは失敗だった。

真冬に飲んでみたかったのだが、バカにされたのと本当に冷たくて軽くショックを受けた。

「俺はもう帰るよ。散々つきあわせちゃったみたいだし。」

時計を見ると、もう夜の8時だった。

「じゃ、明日学校でね。」

「……。」

水木は会計場所へ行って、2人分のお金を払っていた。

それがお礼のつもりなのかもしれない。

だが、私には全く水木のとった行動の意味が分からなかった。

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