ムーンライト・リヴァース

沈黙の日々

光が来ない日はとても長く感じた。

朝学校に来たとき、挨拶を交わすクラスメイト。

光はいつもそのとき私の席まで来てくれた。

今は誰もいない。

いつもどおりバスケ部が入ってくる。

今日も人は集まる。

光は遠くからバスケの集団に紛れていった。

水木も入ってくる。

いつもどおり人は集まる。

私は何も言わず強く睨みつけた。

「水木………。」

呟いた言葉が女子に聞こえたかは全く気にしていなかった。

だが、水木の耳にはしっかりと聞こえていた。

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