恋のバロメーター
「はいはい」
「ふぁー…
あたしも準備しに行かなきゃ…」
なんであたしが亮平を起こすかって…?
それは亮平とあたしが住んでる家は昔から隣同士で亮平のお母さんは仕事が朝早いから寝起きの悪い亮平を起こしてるの
そんなあたしたちは同じ高校一年の真っ最中。
同じ高校って言ってもあたしが亮平と同じ高校にしたんだけど♪
―ガチャッ…―
―ガチャッ…―
二つの家の扉が同時に開いた
「あ、亮平おはよ。」
「おはよ」
亮平はいつものように素っ気なく言うとスタスタと行ってしまった
「ちょ、ちょっと待ってよー!
どうせなら一緒に行こうよ。」
「…好きにすれば。」