恋のバロメーター
「あ、ゆずーっ
ありがとう、本当ありがとう!」
ひかるはガバッと柚に抱き着いた
「よかったね♪」
…………………
「海、柚なんて?」
「おぉーやっぱただの幼なじみじゃねぇんじゃん?」
「は?何でそうなんの。」
「だって亮平が興味持つものは数少ないからなー?」
「あいつとは…長年一緒に居るからな。」
「ふーん…
まっ嬉しいことあったけど教えてやんねぇし♪」
「嬉しいこと…?」
「そんなに気になるなら自分で聞けよ。
…幼なじみなら何でも聞けるだろ?」
「…別に…気にならねぇし」
亮平はそう言って自分の席へ行ってしまった