恋のバロメーター
「そっ。
それはいいけど今日亮平くんは?」
「えー?分かんない。」
「分かんないじゃないわよー
ちょっと行ってご飯食べたか聞いて来て。」
「はぁーい…」
―ピンポーン…―
「はい」
インターホンから亮平の声が聞こえた
「あ、柚だけどー」
「ん。今行く。」
するとすぐにドアが開いた
「…何?」
「あ、亮平ご飯もう食べた?」
「適当に食べた。」
「そう。ならいいんだけど…
今度から夜ご飯ない日は遠慮なく言ってね?」
「あぁ。おばさんにありがとうって言っといて。」