それは、輝く星空のように
「よお」


「・・・ああ」


喫茶店に行くと、恭介がコーヒーを飲んでいた。


「こんな所に呼び出して、何の用だ」


椅子に座り込みながら尋ねる。


「お前に言っておきたいことがあってな」


様子は普段通り飄々としていたが、声は真剣だった。


「丁度いい。俺も、お前にいくつか聞いておきたいことがある」


「じゃ、そっちから聞こうか」


声の調子は軽い。


「・・・わかった」


智徳はウエイターを呼び、コーヒーを注文した。


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