それは、輝く星空のように
「お前は・・・」


「ん?」


――最後の質問だ。


智徳は、心の中で呟く。


「お前は、自分の気持ちに正直なのか?」


「決まってんだろ」


笑顔を崩さずに答えた。


「そうか・・・」


智徳はコーヒーをすすった。


――そう、どちらかは決まりきっている。


少年は決意した。


――遠ざけられないなら、一番近くに置いておく。


――例え、再び別れるの時が訪れることになろうとしても。


――俺は、あの少女を・・・。


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