それは、輝く星空のように
「本当に、わたしなんかでいいんですか?」


「当たり前だ。俺が頼んでるんだぞ?」


「そうですね・・・」


小さく笑う。


恥ずかしい。


心臓がドクドクする。


まさか、こんなことを言う時が来るとは思わなかった。


「よろしくお願いします。智徳さん」


彼の名前を呼んだ。


「ありがとう、菜月・・・」


彼がはにかんで。


どちらからとでもなく。


歩み寄って。


そっと。


唇を交わした・・・。


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