それは、輝く星空のように
「オレひとりでも、やってやるさ・・・」


恭介の願いは、ふたつ。


ひとつは、自らを家族から離した者への、復讐。


もうひとつは、家族や友人の幸せ。


そのためならどんな労も厭わない。


たとえその果てに、闇に帰るとしても。


柏木恭介は、陽気な仮面を被り続ける。


柏木恭介となった日に、そう決めた。


< 207 / 265 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop