それは、輝く星空のように
「未成年はダメと言われちゃいまして・・・」
力なく答えた。
「そうか」
納得したように頷く。
現実は厳しい。
年齢にこだわらないような探偵もいるが、その手の人間はどうも信用できない。
「それで、人探しならナナオさんに頼めばいいんじゃないか、と恭介さんに伺ったもので・・・」
「・・・恭介がぁ?」
初めて、ナナオさんがその端正な顔を崩して声を荒げた。
ちょっとびっくり。
「あいつ・・・何考えてやがるんだ・・・」
忌々しげに吐き捨てる。
「・・・・・・」
数秒後、ため息をついた。
「まあいいや。善処はする」
無愛想に、手を差し出してくる。
「・・・よろしくお願いします」
わたしはその手を握った。
テーブル越しの握手。
彼の手は、いやに冷たかった。
「契約成立だ」
「・・・はいっ」
今度こそ、おにいちゃんに会えますように。
力なく答えた。
「そうか」
納得したように頷く。
現実は厳しい。
年齢にこだわらないような探偵もいるが、その手の人間はどうも信用できない。
「それで、人探しならナナオさんに頼めばいいんじゃないか、と恭介さんに伺ったもので・・・」
「・・・恭介がぁ?」
初めて、ナナオさんがその端正な顔を崩して声を荒げた。
ちょっとびっくり。
「あいつ・・・何考えてやがるんだ・・・」
忌々しげに吐き捨てる。
「・・・・・・」
数秒後、ため息をついた。
「まあいいや。善処はする」
無愛想に、手を差し出してくる。
「・・・よろしくお願いします」
わたしはその手を握った。
テーブル越しの握手。
彼の手は、いやに冷たかった。
「契約成立だ」
「・・・はいっ」
今度こそ、おにいちゃんに会えますように。