それは、輝く星空のように
「どうしてくれるんですか、せんぱいっ」


「いや、言ってる意味がまったくわからないんだが」


気がつくと、わたしは通りすがりの羽田智徳に話しかけていた。


「シェーッ!せんぱい、いつからそこに!」


「話しかけておいて驚くな」


「せんぱい、なんで昨日はわたしに会いに来てくれなかったんですかっ」


「いきなり話題を変えるな」


「そういやせんぱい、例のストーカー退治はどうなりました?」


「お前、すげぇフリーダムな」


よくわからんが、元気になった。


うーん、羽田智徳にはわたしを元気付ける栄養でもあるのだろうか。


なんか嫌だな、ソレ。


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