それは、輝く星空のように
「とりあえず、ストーカーは撃退しといた」


「え。本当にいたんですか」


「ああ」


うわあ、なんかショック。


まさか本当にストーキングされているとは、思いたくなかった。


せんぱいから、ことの真相を聞かされる。


D組の山田くんが、ストーカーだったこと。


下着を盗んだのも、彼だそうだ。


彼の父親にそのことを知らせ、こっぴどくお仕置きしてもらったらしい。


「たぶん、根性を叩き直されて二度とやらないだろうよ」


「はー、さいですかー」


とりあえず、一件落着。


めでたし、めでたし。


「せんぱいっ、今回はどうも、ありがとうございましたっ」


笑顔でお礼を言って駆け出す。


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