それは、輝く星空のように
「・・・・・・」


なんとなく、その後ろ姿に見とれてしまう。


「どうした?」


首だけを向けて振り返って聞いてくる。


「あ・・・」


笑顔だった。


一仕事終えた男の顔。


充実感に満たされた表情。


その顔は、とても魅力的で・・・すごく絵になった。


胸が高鳴るのを自覚する。


「行こうぜ、遅刻する」


たぶん、これが。


「・・・はいっ!」


禁断の恋の始まりだった。


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