DEATH LIFE
 「『心の形』ですか……俺はどんなんだろ?」

 「それは判らないわ、出して見るまでのお楽しみね」

 「でも、銃とか便利そうですよね。近付かなくていいわけだし」

 ぼやく俺にアユが後ろ服の裾を引っ張り、小声で言った。

 「あれは銃の形してるだけで、銃じゃないの!砲身の所が刃になってるのよ!」

 それでやたら砲身が長いわけね……ははっ――

 「格好悪ぅ……」

 次の瞬間、俺の首に冷たい感触が広がる。
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