DEATH LIFE
 肩に置いた手にアユが手を重ねる。

 アユはそのまま体を起こすと、俺にもたれかかって肩を震わせた。

 


 翌朝、俺はアユのベットで目を覚ました。

 「っつう!?」

 体を起こそうとした俺は頭に鈍い痛みを感じた。

 「ちっ!二日酔いか……」

 隣に目をやるがアユの姿はない。寝室を出るとリビングにあるテーブルに二人分のトーストとサラダ、コーヒーが置いてあるのが見えた。

 「やっとお目覚め?」

 
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