DEATH LIFE
 「まじでそうゆう冗談は勘弁してください……」

 五年は歳をとったような顔をして、俺は安堵のため息と一緒に言葉をはいた。

 「ふふっ……さあ早く食べて、本当に遅刻しちゃう」

 アユに急かされてテーブルに着くと、俺はトーストを頬張った。

 アユも向かい合わせに座り、手を動かしあっとゆう間に朝食を済ませた。

 会社に向かう道すがら、俺は呟く様に漏らした。

 「何の為に俺達死神はいるんだろうな……」

 「わからない、わからないけど――私達は死の神なのよ……」
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