DEATH LIFE
 「あー!もう五月蝿い!カナデもアユも仕事ないならもう帰れ!」

 ハ大王はいつの間にかデスサイズを手にしていた。

 『は、はい――お疲れ様です!』

 俺とアユは異口同音に言ってから、先を競うように会社を出た。

 「相変わらず危ない人だな……目が座ってたぞ?」

 「なんか最近イライラしてるよね……」

 言われて見れば確かに――

 誰も何も聞こうとしないが、やはりシレルマルスの件で何か……
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