DEATH LIFE
 「そして彼はこう考えた……『幽界では歳をとる事はない、人々の中に生き続ける限り永遠を共に歩める――』彼は刈った」

 最愛の人への想いが故に禁を犯した結果か……

 「死神は恋をしてはいけない、死神は生者でも死者でもないただの『死神』だから」

 「そんな事があったんですか……でも、やけに詳し――」

 「出来ましたー!!」

 俺の言葉を遮ってアユが叫んだ。

 「じゃあ今日は上がっていいわよ」
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