DEATH LIFE
 言いながら手を小刻みに震わせる。それに連動して手に握られた物も震えた。

 プルプル

 「こんにゃくかぁ!!なんで?なんでこんにゃく!?キスをこんにゃくで代用出来るってどんな儀式だよ!?」

 「なあに?そんなに私とキスしたかったの?」

 ハは舌を出すと唇を舐めながらなまめかしく言った。

 その仕種は妖艶で、ある種死神とゆうよりは悪魔のそれに見え、背筋に冷たい汗を流した。

 「い、いや、そうゆう意味じゃ……」
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