DEATH LIFE
 「冗談は置いといて……」

 ハは真剣な顔をし、威厳に満ちた声で俺にこう言った。

 「ただいまをもって汝『木原 奏』は死神の王たるサーティンの子として契りをかわし、その身に力を宿した!以後その名に恥じぬ様勤める事!」

 「はい!」

 ほとんど反射的に返事をしていた。

 抗いがたく、心臓を鷲掴みにされたような錯覚を覚える程の威圧感だ。

 「死神大王、ハの名において汝に『DEATH 侍』の二つ名を与える!」
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