DEATH LIFE
 「まだまだね、もっと早く出せる様にならないと」

 感動と憐憫の入り混じる気持ちでアユを見つめていた俺の背後からハは言った。

 「このぐらい……ね?」

 俺が振り向くと、ハは胸に手を当てる。

 それと同時に黒いフラッシュがたかれたかと思うと、次の瞬間にハはやたら砲身の長い銃を手にしていた。

 「早っ!?つか銃とか反則じゃないんですか?」

 「反則も何も、デスサイズの形は選べないのよ。言うならば『心の形』だからね」
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