チョコレートな恋人

 「おい、見すぎだ」
 「だって、気にならないか?」
 「…だからって…」

チラリと見ると彼女は泣きそうな顔で男と話している

喫茶店はなかなか込んでいて、二人の会話は聞き取れない

それでもだちは聞こうと二人の方に耳を寄せる

ちなみに俺たちは彼女の席からはかなり離れている

だから彼女からも気づかれない


< 102 / 238 >

この作品をシェア

pagetop