チョコレートな恋人

そして日直が一緒になった日

俺は言った

 「篠原さんて、髪綺麗だよね…顔の輪郭も指も…」

彼女は黙ったまま、日誌を書く手が止まった

 「好きだ」
 「………」

彼女は僕を見ず、なにも言わずダッシュで逃げてしまった

 「えっ…はやっ……え?」


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