チョコレートな恋人

その次の日も、また次の日も俺はめげずに彼女に話しかけた

彼女は笑ったりしたが、決して彼女からは話さなかった

 「でね?」
 「それでさ~」
 「郁?聞いてる?」

いつものように女子の群れ

彼女は香水の匂いで俺に背を向ける

 「臭い君ら」


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