チョコレートな恋人

 「聞いてない?…」

綾芽は掴んでいた袖を離して

 「…中学の時、学校1イケメンの剛は彼女に告白した」
 「あぁ…」
 「それで学校の大半の女子を敵に回した、毎日毎日いじめ、それでも彼女は剛といた好きだったんだろうけど、ある時剛がいじめの首謀者を責めた俺の彼女をいじめるなと」
 「で?」


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