チョコレートな恋人

 「着いた…」

彼女を降ろすと、俺はエレベーターのボタンを押す

握っている彼女の手は少し震えていた

エレベーターに乗り込むと

 「何階?」
 「3階、4階以上は2LDKの部屋があるんだ」
 「へぇぇ~」

彼女は普通に話す

あれ?普通?


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