チョコレートな恋人

彼は私の涙を見て体を起こす

 「と、……ごめんっ!」

私を抱き上げて

慌てて自分の服を着せてくれた

私は彼にはしがみついて泣くしかなくて

ただ謝っていた

 「ごめん……ひっごめんね?……ひぃ…郁くん……ごめん…」

彼はただ力強く私を抱きしめていてくれた


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