義理ではなくて、本気です
「じゃあ、頼んだよ」

町田さんは私に大きな定型外郵便物を渡した。

頷く私。



…こんな事でドキドキしてしまうなんて。

手も微かに震えている。



「ははーん」

後ろから声が聞こえて慌てて振り返る。

アカリさんがニヤニヤ笑って。

「今日、暇?早速買いに行かない?」

そう言いながらも意味深な笑みを浮かべている。

「えっ、あ、はい」

返事するけれど。

嫌な予感…
< 4 / 19 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop