死神♥ロマンス
儀式を始めて30分…

―――――――――――――ッ!?

黙々と煙が出てきた!?
「…かっ火事!?」
いや…違う!?
煙の中から人が…いや“死神”が出てきた
しかしその時には分からなかった…
その“人”はニヤリと笑って近づいてきた。

目鼻立ちが良く整った顔
肩まで伸びている綺麗な銀髪
吸い込まれそうな黒い綺麗な瞳
口から鋭く尖った歯
指にはドクロの指輪、厳つい指輪がたくさん付いてて
首の十字架の首飾りは銀色に光っていた。
やや微笑を浮かべている口元はまさに狼だった。
指は細く爪は獣のように伸びていて怖い…

「俺様をこの世に呼んだのはお前か…?」
と微笑を浮かべる“死神”。
「え…!?」
あまりのことに言葉が出ない
すると死神は大きく伸びをして
腕を鳴らした

コキ…コキ…

骨の鳴る音
背筋の奥から寒気がする…
「五十年ぶりだな…人間界に来たのは…」
ご…五十年!?
すると手の甲をあたしに向ける形で指を鳴らした
ちらほら見える指輪や鎖…
さすがにこれはヤバイ…!?
「さーてと…俺様の一匹目のエサは…お前か…?」
と舌なめずりをして近づいてきた…

ヤバイッ!?殺されるッ!?

「ククク…そんなに怖がんなよ…?」
と肩に腕を回してきた
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