大好きだった
3階にある お店について

ドアを開けると、まだ開店前だけあって、お店の中は明るい


「おはよう」


カウンターに座って、お酒を注文するママが私に挨拶をする


「おはようございます」


「今日も寒いわねぇ~雪でも降りそうね」


「いやだわ」と言いながらカウンターの中に入って行った。


私は裏に荷物を置いてメイクを軽くなおして店に入った。


「舞ちゃん、顔色悪くない?」


ボックスの用意をする私を見つめママが心配そうにしてる。


「そうですか?大丈夫ですよ」


明るく何でも無いように笑ってみせた


でも私の頭の中には、さっきの翔ちゃんの横顔が、しっかりと焼き付いてた。


カラン♪


店のドアが開き4名の
お客さんが入ってきた。


その日は、気分もよく

久しぶりに酔い潰れてしまった。
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