大好きだった
「飲み過ぎだろ…」


次の朝


二日酔いの私に呆れてる啓大に申し訳ないと思いながらも


体は動かない


ベッドから「いってらっしゃい」と手を振った私に


優しいキスをして「酒くさ」と言ってドアを開けた


啓太の背中を見つめ「ごめんね」と心の中で呟いた


こんなに私を愛してくれてるのに


大事にしてくれてるのに


心の中に翔ちゃんがいて


翔ちゃんの事で二日酔いになってる私に


優しくキスをしてくれて


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