大好きだった
クリスマス当日は、美波とマコトくんと一緒に過ごした。


「舞花少し太った?」

美波が私の頬を軽くつねった。


「久しぶりに会って、それはないでしょ~」


頬を膨らませる私を見て啓太が笑った。


「幸せ太りだよな舞花?舞花は痩せてたから、今で丁度いい」


私の肩を抱いて、宥めるように顔を覗きこむ啓太


「マコ~啓太くんが舞花自慢してますけど~」

からかうように、啓太を指差してり美波


「俺も知らなかったよ、啓太が、こんなに甘い男だったとわ…」


呆れたようにため息をつくマコトくん


「舞花よかったね…幸せになんなよ」


「うん」


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